雑記 ソーシャルネットワーク

ソーシャルネットワークを観てきました。
自分から映画館に行くのとか、何年ぶりというか、初めてじゃなかろうか?
しかし、なかなか字幕付きの映画は良かった。 また何か観に行こうと思う。


気をつけないといけないのが、当たり前に当時アメリカで流行っていた「My space」などの
単語やPerlPHPなどのWeb言語などなど、専門用語が頻繁に出てくるので
プログラムなんかにまったく関わって居ない人には楽しめないかも、といったところも。


さて、この映画を事前知識無しで観に行ったので場面転換など、
最初はどういった観点で画面が切り替わっているのかわからなかった。


場面は、多分にフィクションも含んだ「マークがフェイスブックを立ち上げるまで」の
視点と、その後の「2つの裁判で供述している」時の場面を切り替えながら進んでいく。


別に激しい殴り合いがあるわけでもなく、銃撃戦があるわけでもなく、
もちろん美麗なSFXがあるわけでもなかったがその人間ドラマとも言うべき
流れにはどんどん引き込まれていった。


「It's not cool」


ユーザーが増えてきたことで、共同創設者であるエドゥアルドが「広告を入れて収益化しよう」と
言ったことに対して、「それはクールじゃない」と反発した。
後に出会ったショーンも同じ意見だが、エドゥアルドにはそれでどうやって利益が
生まれるのかがわからなかった。


実際、現在は時価総額250億ドルと言われているフェイスブックだけど
広告もなく、ユーザー間に繋がりを生み出しているだけで
ゲーム以外ではどうやって収益化しているのかピンとこない。
特に当時ならばひとしおのはずで、CFOとしては不安にならないはずはないかな、と。


しかし、その初期で広告を導入していたらユーザーの広がりも止まり
ここまで爆発的な広がりは見せなかっただろうということは想像できる。
目先の利益を優先するか、嗜好を優先するか、それは上手く大規模出資者との繋がりを
つくれるショーンのような人間がいなければ不可能だったんじゃないかな。


どれだけこの映画に本当のことが含まれているのかはわからないけど、
自分の好きなプログラムをして、それが世界中に認められて世界最大のサービスとなる、
というのはとても素敵なことで、プログラマとしての本懐ではあると思う。
だけど、この映画のラストシーンみたいな状態になるのは私には無理だろうな、
とも思ってしまう。